2013年1月4日金曜日

復興ステーション

「復興ステーション」の発想は陸前高田市の戸羽市長の講演を聞いているなかでうまれました。それは復興が忘れ去られてしまう、風化していくことへの危惧です。
戸羽市長は言います。
「野球選手だって誰も観客がいなくては力がでない。それと同じで誰からも見てもらえなくては復興への力は生まれない。たから何かを助けてほしいとは言わない。ただ見にきてほしい」
その率直な言葉を聞いて胸を打たれました。

「復興ステーション」について簡単に説明します。
目的は「復興を身近に感じる・復興の見える化」です。被災地の復興の様子を、その進捗状況を人々の身近な場所で、リアルな形で、ライブな感覚で見せることを狙いとしています。
この「復興ステーション」は屋内型のミニ仮設店舗(イベントショップ)で、駅や空港、イベントホール、ショッピングセンターなど、人の集まる、しかも安全管理が行われている場所、キオスクが展開している場所に設置します。大学のキャンパスなんかもいいと思います。
個々の内容はステーションによって変わりますが、内部の大きな要素はこんな感じです。
【ニュースコーナー】
①復興壁新聞(被災地から毎日ファイル通信~プリントアウトして掲示)
②復興応援メッセージ(企業などからの支援活動掲示・スポンサー掲示)
③復興ビデオ&パソコン(映像での紹介)
④適宜抽選会やミニライブなどのイベント開催
⑤復興応援ピクチャーポイント&募金箱
【販売コーナー】
⑥復興グッズ(被災地が開発した小物など)販売
⑦復興食品(被災地の加工食品など)販売
外観は同じデザインで統一され、一目で「それ」と分かるようにします。
建物の素材も被災地より調達し、簡単に組み立てられるシステムとします。「どんぐりハウス」と同じように建築&インテリアデザイン系学生の実習プロジェクトにしていきたいです。
マークも開発し、一貫したデザインで、復興ブランドショップとしておしゃれな展開とします。
ポイントはテレビやネットではなく、リアルな存在として示すことであり、ちょっとした待ち時間、通りすがりに、連れと一緒に見て、それを話題に言葉を交わすイメージです。この「言葉を交わす」ことが重要です。
テレビやネットではない、こうしたリアルに存在を感じるライブコミュニケーションが本当に必要なのだと思います。
運営は、被災地からの提供については、復興関係のNPOに期待します。被災地の地方新聞なども壁新聞制作に力をいただきたいと思います。店舗の運営は復興支援関連のNPOの力を得て展開したいと思います。このステーションは復興関連のNPOのネットワーク基地ともなるわけです。
費用については、収益だけでまかなうわけにはいきません。これが一番の問題ですね。まずは復興庁など、国の支援を期待します。次いで企業のスポンサー。一般からの義援金も募集します。
ぜひこのプランを具体化したいと思います。ご意見をお寄せください。

初夢ですが正夢にしたいと思います。皆様いかがでしょうか。よろしくお願いします。

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