2012年12月27日木曜日

イベントの始めかた(3)ブレスト会議を始めよう

モデルとするイベント見学が一段落したら、企画会議のスタートです。
企画会議を行ううえでまず大切なのは、「これは企画会議である」ということを自覚すること。
つまり企画を出す会議です。このイベントで何をしたいのかを出し合う会議です。
そのためにモデルイベントを見にいったわけです。
これがはっきりしないと、なんとはなしの雑談会に終わってしまう。
これはよくあることです。

 企画会議は2回に分けて考えます。
第1回  ブレスト会
第2回  まとめ会

ブレストとは「BrainStorming ブレインストーミング」の略。Brainは「頭」でStormは「嵐」。つまり頭を嵐にする会議です。
これは自由な発想で企画を出し合う会議手法で、学問的には次のような4つの原則があるといわれています。
  判断・結論を出さない(結論厳禁)
  粗野な考えを歓迎する(自由奔放)
  量を重視する(質より量)
  アイディアを結合し発展させる(結合改善)
まあ「どんどん自由に意見を出そうよ」という会議で、大切なルールは「人の意見をけなさない、否定しない」ということ。お互いを尊重、リスペクトして行うことが大切です。この段階で意見の違いを浮き立たせては先行きが思いやられてしまいます。
できれば、自分では意見を言わない「会議進行者」がいて、その人がメモをとる書記役を務めるのがいいですね。
というのは、リーダーが会議進行者兼最大発言者となると、会議ではなくワンマンショーになってしまいます。この段階ではリーダーはむしろ「会議進行者」に徹するぐらいがいいですね。それでも最後には言いたいのをガマンできなくなるかもしれませんが、とりあえず皆の意見を引き出しましょう。

そのうえで役に立つのは「写真」です。それぞれとった写真やイベントのチラシなどをテーブルの上に集め、入口から出口まで、順に並べながら、ここがいい、これが好き、ここが気になるなどの意見を言い合うというのは盛り上がります。
自由に意見を言うというのはなかなか難しいもので、何か素材があると話しやすくなります。その素材がモデルイベントというわけで、イベントを見た帰りがけのおしゃべりの余韻を受け、この日はだたの感想から「こうしたい」という企画を出し合うようにしましょう。
「写真」はとても便利です。あまりプリントアウトしなくなっていますが、画質はどうでもいいのですが、どんどんとプリントアウトして机に並べてみることをお勧めします。

あと、会議の時間をあらかじめ決めておくこと。何時に終わるかを自覚して進めること。
普通はブレストの企画だしを集中して1時間、そのあとのクールダウンだらだらおしゃべりに30分ぐらいですね。ブレスト中はお茶も飲まず、クールダウンでお茶にする、なんていうのもいいと思います。

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